死刑囚たちが集められた。彼らの過去にはそれぞれ深い闇がある。どの者も罪を犯し、罰を受けるべきだった。しかし、今彼らに与えられたのは、唯一のチャンス——「アライブゲーム」の参加者として生き残ること。

「この中で一人だけ、生きる権利を与えられる。だが、殺しをしたら即失格だ。」

その言葉に、参加者たちは一瞬の沈黙の後、血眼になって議論を始めた。誰もが自分が選ばれるべきだと主張し、他の者を排除しようと必死だった。言葉は次第に激しくなり、感情が入り混じる。殺し合いにはならない、でも競い合いは続く。

「俺が選ばれるべきだ!お前らに勝つ理由はない!」一人が叫ぶ。

「無駄だ、お前のような奴が生きる理由はないんだ!」別の者が反論する。

そして、議論は終わることなく続いた。時間が無駄に過ぎていく中、ようやく一人の選ばれた者が決まった。その瞬間、他の参加者は息を呑んだ。

選ばれた者は、勝者として立ち上がる。しかし、その言葉が響いた。

「おめでとう。君がアライブゲームで選ばれた。しかし、君はもう死ぬことができない。」

その言葉を聞いた瞬間、選ばれた者は足元が崩れるような感覚を覚えた。死刑囚として死ぬ運命だったはずの彼が選ばれた。その意味が分かるまで、しばらく時間がかかった。

「死ぬことができない?それが…俺が生き残った理由だって?」

司会者が冷徹に答える。

「そうだ。君は死ぬことなく、永遠に生き続けなければならない。」

その言葉に、彼の心は凍りついた。生きることが永遠に続く—それが最も過酷な罰だった。死を恐れた彼にとって、無限の命こそが最も苦痛な罰となることに気づくのに時間はかからなかった。

無限の命の虚しさ。もはや死ぬことができず、終わりのない日々を送らされること。彼はその事実に押し潰され、意識を失いそうになった。

他の参加者たちも、その言葉を聞いてからしばらく何も言えなかった。それはただ、無限に続く時間の恐怖だった。

アライブゲームで選ばれた者は、勝者であったはずだ。しかし、彼が得たものは、命を永遠に背負い続けるという、何の意味もない苦しみだった。最終的に残されたのは、生きることを強いられる虚無だけ。

「命を懸けたゲーム」——それが結局、最も過酷な罰だった。

選ばれた者はその後、何も言わずにその場を後にした。だが、誰もが知っている。彼の命は、もはや自由に死ぬことさえ許されない、永遠に続く罰でしかなかったのだ。